2010年6月13日日曜日

理学療法な週末

おはようございます。
 
久しぶりの更新です。
 
金曜日は諸岡整形外科クリニックで
Synergyの6月定例会が行われました。
遠くは山口県からもお越しいただき、
参加いただいた先生方、
ありがとうございました。
 
今回は福岡豊栄会病院の先生お2人に発表をしていただきました。
  
平賀勇貴先生
情報器官としての手の役割 ~正中神経剥離術後の症例~』
正中神経領域において重度感覚を呈する患者さんの
「手」の機能向上を目指す内容でした。 
 
 
本村悠史
『今後を見据えた歩容の改善 ~大腿骨頸部骨折の症例を通して~』
頚部骨折後で重度の膝の外反変形を呈する患者さんの
歩行に伴う2次的障害を如何に予防するかという内容でした。
 
お2人とも非常に興味深い内容で、
自分を鑑みて色々と反省すべき点があることに気づかせていただきました。
 
患者さんとの会話。
確かに話は聞いていますが、
どれくらい真剣に、注意を払って
一言一言 聴いていたか。
 
なぜ、その表現を用いるか?
その背景にあるものは?
 
日々の生活の中で
こういった点を意識してみようと感じました。

 
補償と代償。
股関節へのストレスと膝関節へのストレス。
そのバランスが一番適切なのはどのあたりか。
  
僕たちが患者さんに直接係わるある一定期間。
その後も患者さんの人生は続きます。
 
理学療法を行う際の1つ1つの判断は
患者さんのその後の人生に大きな影響を与えるわけで、
自分自身が下した1つ1つの判断に責任持てるのか。 

凄く考えさせれました。 
 
 
土曜日は副島整形の院内研修会にお邪魔してきました。
木藤先生の講演です。
木藤先生のお話を聞くのは本当に久しぶりでした。 
 
聞いてビックリ。
凄く展開が拡がると同時に深まっていました。
 
僕(たち世代)は木藤先生の影響を少なからず受けていますので、
大まかな方向性自体は大きな解離は無いとは思うのですが、
その過程が・・・・・・ 
 
「論理が飛躍する」とおっしゃっておりましたが、
いきなり「1が10になる」のではなく、
「1から2、2から3から・・・・・」。
 
こうやって1つ1つの知識を結びつけて、
その道程を明確にしてしていくこと。
 
あの木藤先生でさえされているのだから、
僕はもっともっと、本当にもっと色々とやるべき点が多いことを
改めて気づかされました。
 
木藤先生の姿勢、
その姿は本当に雄弁です。
 
本当に充実した週末。
今日は第93回福岡県理学療法士会研修会。
 
さぁ、1歩前に踏み出そう。
 
一足跳びに山の頂上にあがるのも、
一歩一歩としっかりと登ってゆくのも、結局は同じこと。
むしろ一歩ずつ登るほうが途中の草木や風物を見ることができるし、
一歩一歩を慥(たし)かめてきたという自信をつかむことができる。
                           山本 周五郎

0 件のコメント: