2009年9月4日金曜日

感(じて)動(く)

最近、ずっと頭を悩ませていたことが
何とか1つの結論に行き着きました。
 
何を悩んでいたかっていうと・・・・
「学生の実習対策」についてです。
 
今の職場に移って2年半。
臨床は少ないながらも病院に行かせてもらってたし、
研究も何とかかんとかやってきました。
 
教育は?っていうと・・・・・
そこで一念発起したわけですが、
何せ全くの未知の領域。
1から計画を立てるのは中々骨の折れる作業でした。
 
で、何がしたいかと言うと、
「学生の実習前の不安感を軽減したい」。
ここに如何にしてかかわれるか?
それを考えたいと思っています。
 
一般に学生は実習にあたって
特に精神運動領域に不安を持っているようです。
 
が、しかし、現場では精神運動領域よりも情意領域を重視する傾向があると思います。
事実、僕がバイザーをしていた時はそうでした。
 
そう考えると、
学生に対して「知識の整理、技術の確認」といったことに
重点を置いて実習前プログラムを実施することで
何らかの変化が期待できるかもしれません。
 
変化しなければ、
内容を改めて次年度以降のプログラムに反映することが可能となります。
場合によっては新入学時からの情意教育に役に立つかも知れません。
 
彼らに対して、理学療法士としての「職業的アイデンティティー」の早期の確立に
寄与できるような授業の工夫の必要性もみえてくるかもしれません。
 
とにかく、動いてみないと何も変わらない。
動くことで分かってくることは無数にあるはずです。
 
いろいろと評価尺度を選定し、
学生の不安の根底にあるものを想定し、
その事柄を評価するスケールを選定する。
 
こう考えると「臨床」と同じ部分が多いですよね。
仮説を立てて、検証する。
その結果を次に活かしていく。
この作業の全てが経験となり知識として埋蔵されていく。
 
現時点での僕のフィールドは「教育現場」なのであって、
今までの自分の意識の低さに反省が募るばかりです。

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