2009年10月16日金曜日

3期生Ⅰ期実習前講義終了

本日を持ちまして
6週間にわたる実習前の講義プログラムが終了しました。
 
彼らは僕と一緒に今の職場に足を踏み入れた子たちです。
なんで、一年生の頃の「おいおい、何だこいつらは?」と言う時期から
知っています。
 
そんな彼らも2年半の専門職養成課程を経ることによって随分と変わりました。
もちろん良い方向に。
 
今日もいつものようにレポートに対するコメントを。
1週目に比べると随分と良くまとまっています。
今回の課題は「変形性股関節症患者の評価項目の意義と理学療法」。
 
1週目から言っていましたがタイトルにも意味があるのです。
大切な意味が。
 
「変形性股関節症の評価~」ではなく「変形性股関節症患者の評価~」。
この違いは大きい!!
その意味を理解することが重要です。 

今日はプログラムの最終日だったので色々と言いたかったのですが、
歳をとると話がまわりくどくなり、
論点がぼやけてしまうので2点だけ。
 
「患者さんの時間的拡がり」と「患者さんの空間的拡がり」について。
この2点は短いながらも僕が理学療法士として働いてきた中で、
これだけは絶対に大切であると思っていることです。
 
人はそれぞれ頭のよさが違ったりしますが、
「想像」することはきっと全員に等しく与えられた能力だと思います。
当然、知識量によってその程度は変わるかもしれませんが。
 
ただ、知識・技術ともに不足している学生であっても
目の前にいる人の苦悩を想像することは可能です。
その努力だけは絶対に惜しまないで欲しい。
そういったことを伝えたつもりです。
 
今日 僕が話したことは今の時点で全ては分からないかもしれない。
でも、きっと僕が言いたかったことが分かる日が来ると思います。
 
実習を楽しめ、3期生!!
そしていつの日か「学生-教員」ではなく、
「理学療法士-理学療法士」の関係の中で理学療法に対する想いを語ろう!!
 
俺はお前らが笑顔で帰ってくるのを楽しみにしてるぞ!!

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